石灰岩地に咲くヒナシャジン (四国の固有種)
2017年9月29日~30日:20年ぶりくらいに四国山地に行ってきました。
花仲間との会話で、行ってみたいね~と呟いたのが、とんとん拍子に決まり、いざ決行!
お天気にも恵まれた二日間、徳島在住のKさん達の案内で徳島と高知の蛇紋岩地帯~石灰岩地の山に自生する貴重な植物を見ることができました。
大半が咲き終わっていたなかで数本の開花株が・・・初見のコウロギラン。小さい!!
草丈が5~6センチですが杉枝に埋もれ地上部は3センチほど。花は数ミリ・・・
肉眼(老眼)では開花しているのも判らないくらい。
ツリガネニンジンの変異種のオトメシャジンも蛇紋岩の岩場でよい風情で咲く。
落ち葉床に真っ赤な茸?ハンノキ属などに寄生するツチトリモチです。
赤い傘のようなのが花穂で、褐色の部分が鱗片の葉だという不思議な植物ですが、
赤頭巾ちゃんのようで可愛かった。根っこの部分をすりつぶしてトリモチを作ったようです。
半世紀以上前の子供時代に、トリモチでメジロなど捕まえて遊んでました(笑)
2日目の高知の山にて
咲きはじめていたシコクジョウロホトトギス。
山肌の岩場に垂れ下がって咲く姿がいいですね。キイジョウロホトトギスと類似してますが、シコクは葉が少し幅広で、花の内側にある紅い斑点も多いようですね。
この蕾が開花すると見事だろうなぁ
鈴虫草・・・もっと小さな花を想像してたのですが大きな鈴虫でした。
この2日間で、四国はとても植生が豊かな地なんだろうと改めて実感する。
野草も人も、ひろめ市場の宴も、いい味!(^^)! すべてに感謝です。