野山にて:8月

偲ぶ夏と秋の気配

27日夜半に南紀から帰神すると、まず感じるのは風の違いです。

28日、疲れた体が山の空気と風を欲しているようだ・・ぶらっと山に入ってこよう。

鈍った体に持ってこいのショートコースにして、夏の終わりを告げる花を楽しむことに・・

山に入るとシラヤマギク・ヒヨドリバナ・葛の花・アキノタムラソウ・キンミズヒキ・シュウブンソウ・・

などが道沿いに咲き秋の気配。

季節の移り変わりを自然がいち早く知らせてくれているようです。

湿地に咲くサギソウ

 

 

ミズギボウシ
 
一輪が咲き終わった後に、次の一輪が咲きます。
 
 
サワシロギク・サワギキョウも咲き始めていました。
 
今日、一番出逢いたかった花にやっと(^^♪
 
昨年、ほぼ同じ場所を探したが、見つけることが出来なくて花仲間に尋ねてみると・・
 
「ホンゴウソウ」と「ヒナノシャクジョウ」がセットで生育しているという。
目を皿に!ぐっと視線を下げて落葉床を探します。
カサコソ落葉床を這うように探していると・・めっちゃ小さい赤紫色が目に入る。
 
なんと小さいのだろう。知らずしらずに踏んでいたかも知れません。
 
 
草丈3~5㎝ぐらい・・ヤマモモみたいな丸い赤紫色の実のようなのは花なんですね~^^
 
これが小さいのなんのって!! 1mm~1.5mmくらいなんです。
 
雄花は上部につき、雌花は下部につくようです。
 
ホンゴウソウ(雑木の林床などに生育する腐生植物)
こんなに小さいのを最初に見つけた方に敬服します。
 
薄暗い落葉床に金平糖が、ぽろんと零れおちたようなヒナノシャクジョウ