野山にて:7月

散らばるようにヒナノシャクジョウ

ヒナノシャクジョウ(雛の錫杖)ヒナノショクジョウ科ヒナノシャクジョウ属 7月30日撮影

今年も暑い山道をテクテク歩いて、可愛い雛が咲く場所へと・・

林内に入ると陽射しが遮られて薄暗い。落ち葉床に目を凝らしながら彷徨っていると

まるで白い金平糖が落ちているみたいに、真っ白なヒナノシャクジョウが落ち葉の中から生えています。

草丈2cmほど、花の大きさは1cmくらいの小さな小さな腐生植物は夏の季節の落し子のよう

足元に気を配りながら黄色の花が開花しているのを探すのも、いと楽しけり

筒状の先っぽが濃い茶は咲き終わった花、薄茶はもうすぐ咲く花です。

不思議な姿の小さな愛おしい花とのひと時に時間を忘れ、いつのまにやらヒグラシの大合唱が静かな林に響きわたる時間に。。。