この頂に立つのは2度めになる。15年ほど前の5月残雪の季節に新潟側雨飾温泉から登り、雪を被る白馬連峰や戸隠連峰を飽きるほど眺めた遠い記憶が甦ります。
秋にもと思いながら、長い年月が過ぎ、ぎょうさん年を重ねて、やっと・・・
山頂で、ゆっくり過ぎるほど滞在した後は、続々と登ってくる人達と入れ違いに下山します。
登るときとは、うって変わって青空と山塊のパノラマが拡がり、何度も何度も立ち止まり振り返りしながら下りる。
▼稜線から荒菅沢を俯瞰する。 ▼紅葉の奥に焼山が・・
▼右後方に朝日岳が、ちょこっと見える ▼どっしりと雨飾山山頂
▼時折、流れるガスが醸しだすシーン ▼眼下は輝いている
▼ガレ場を降りて振り返りみると・・ ▼秋色に彩られたフトン菱
▼フトン菱と荒菅沢へと流れおちるような尾根の柔らかな陰影にしばし魅入る
▼荒菅沢では往路では全く見えなかった景観が♪ ▼奥に歩いてきた笹平周辺が・・・また戻りたい(笑)
▼荒菅沢から登りかえすと、そこには・・フトン菱を中心に息を飲むような素晴らしい絶景が拡がる。
▼思わず「涸沢だ~」と呟くワタシ。今まで歩いてきた稜線、見事な錦繍の山肌、荒々しい岩肌と名残惜しむように眺める。
彩度が増したブナ林を登山口へと戻ります。
眩いほどの黄葉が青空に映えて、ぽかんと口を開けて見上げるワタシ(^^)
ブナ黄葉のグラデーションに囲まれて・・
湿地帯に林立する古木に惹かれ「 いい木やなぁ。。」と、呟きながら写真を撮っていると通りかかった男性が嬉しそうに「いいでしょう~」と話かけてこられた。
雪解けの季節になると水芭蕉が湿地に咲き、木々の芽吹き色と格別の風情を味わえる場所だそうです。
また春にも訪れたいなと思いながら、先に着いているだろう仲間が待つ登山口まで戻る。
帰路は睡魔と闘いながらの500k走行、我が家に日付が変わった1時過ぎに帰宅(バタンキュー)
同行の皆さん、お疲れ様でした。そして有難う~。