白馬岳・雪倉岳・朝日岳

今年の夏山第一弾は飯豊連邦を止め、急遽白馬〜雪倉〜朝日岳に変更する。
先月、Sさん達がイブリ尾根から逆に縦走し、その時のミヤマアケボノソウをネットで見た途端に
こっちに傾いてしまったのです(○○○心は変わりやすい)
高山植物も今年は開花が早いようだが、一番のお目当てミヤマアケボノソウに期待して、2日の急行北国に大阪から乗車。同行のMさんは新大阪から乗車との事なのでアラームを4:40にセットして就寝。
3日5:28糸魚川着。Mさんとボーっとしたまま挨拶を交わし、待合室で電車を待ってると地元のご夫婦から焼き魚の差し入れ。魚の名前忘れてしまったけどなかなかいい味でした。
大糸線で平岩駅まで行き、蓮華温泉行きのバスで蓮華温泉着、8:45。
今日は蓮華温泉から村営山荘まで7時間の行程・・・到着時間がかなりやばいです。
花を見ると素通り出来ない二人なので、タイムオーバーは覚悟して、雷太鼓が聞こえない事を願いながら
出発。

一日目(8月3日)晴れ 蓮華温泉ー天狗の庭ー白馬大池ー小蓮華岳ー三国境ー白馬岳ー村営山荘(泊) 約8時間30分
山間の平岩駅 蓮華温泉駐車場(奥に蓮華温泉)
朝日岳が正面に見える
シナノオトギリ ミヤマシャジン タマガワホトトギス
ハクサンオミナエシ 紅色かかったイチヤクソウ シモツケ

小蓮華山の三角点とイワギキョウ

タカネナデシコと白馬大池から歩いた稜線

登山道沿いには沢山の花、鉱山道を挟んで右手に朝日・雪倉岳の姿が青い空をバックに最高の眺めです。
どっしりとした山容を仰ぎ観ると、下界からの開放感で何とも云えない。

今年は花の時期が早めなので期待7:諦めらめ3くらいでいたのだが、何の何の・・まだ3分の1も歩いてないのに花に引き止められてばかり。この辺でこの状態だったら、稜線に上がったらどうなるんだろ。

樹林帯を過ぎると、視界が開け展望の好い天狗の庭に着く。ここで小休止(フー)
この辺りからはダケカンバが見られるようになり、少しずつ高度を稼いでるのが判る。
やっと、広々とした白馬大池に到着。池付近にはカラフルなテントも張られ、まだ咲き残っていた
チングルマやハクサンコザクラも・・。
一休みしたい場所だが、タイムオーバーしてるので先に進む。
少し上っては後ろを振り返り、何処まで空か、海か判らない日本海側の展望を楽しみ、イワイチョウ・ハクサンイチゲの葉の間に控えめに咲いてる今日の空と同じ色の立山リンドウを見ながら、雷鳥坂を上っていく。

小蓮華山までの稜線に咲いているトウヤクリンドウを見ると、秋の訪れが近く感じる。
この時間になると白馬岳はガスに覆われて頂上が見えない。
ペースをあげたいのは山々だが、この上りでは無理・・足と頭が別々になってしまった。

雷鳥坂から見る白馬大池とタテヤマリンドウ

トウヤクリンドウと小蓮華山への稜線

小蓮華山から三国境までは、快適な雲上漫歩・・ウルップソウはすでに花が終わってしまっている。
左斜面下に白馬大雪渓が見えているが、ここからだと小雪渓にしか見えないな。
何故か、今日はシオガマ類を撮ってなかった事を不思議に思い、ヨツバシオガマを撮るついでに
ちょっと一息(フー)しかし、花を撮るのにしゃがみ、立ち上がるスクワット運動・・・12Kの重み付で
今日、何回繰り返したことやら・・・そのうち掛け声も。。。ヨッコラショ!!

三国境では何人かの方が休憩中。ここは2重山稜になっていて、雪倉・朝日岳に行くコースとの
分岐点、明日は目の前の稜線を歩くんだ〜。それよりも今日の行程が終わってない〜。
白馬岳はすっかりガスの中・・ここから山頂まで1時間の上り、そして小屋まで20分
今日、一番の踏ん張りどころだ!(ガンバ!)

ここから先は写真はストップ。だんだんとガスで視界が悪くなってきて、山荘が見えた〜と思ったら
白馬山荘の方・・・村営はあと10分先の場所・・・ガスの中でボヤ〜っと見える階段を下りて
急ぎます。雪渓との分岐の場所で先に行っていたMさんが待っていてくれたのでホッとする。
5:40村営宿舎着。部屋に荷物を置き、すぐ食事を済ませ広々と寝られる布団に横になりバタンキュウ。
お天気が良かったのが幸いでしたが、バス利用だと蓮華温泉か白馬大池山荘に泊まるのがベストです(反省)

白馬大雪渓とヨツバシオガマ

登山道から見る朝日岳とミヤマダイモンジソウ

ほんのり紅色のゴゼンタチバナとチングルマ

三国境とまだまだ先の白馬岳

2日目=白馬岳ー雪倉岳ー朝日小屋へと続く

樹林帯で咲いていた花