笠捨山・行仙岳

大峰


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7月11日(日)晴れ 4名 白谷トンネル東登山口ー奥駈出合ー行仙岳ー行仙山小屋ー笠捨山西峰ー東峰ー奥駈出合ー白谷トンネル東登山口

前夜発で御嶽山に行く予定だったが、どうも天気がかんばしくないので南方面に変更する。
大峰山系もまだ未踏の山がいくつかあるが、その中の1つ笠捨山・行仙岳に行くことに決定!
Mさんによると白谷トンネルの手前のNTT管理道から入れるそうだ。
6時に大阪組と集合、ここから先はKさんの名ナビですいすいとR169を南下する。
R425から登山口まではまさに山岳ドライブ、ぐんぐん標高を稼いで行く。
壮観な景色についつい脇見運転(横から見たらあかん・・と一声)
登山口らしき場所に車が2台駐車しているので、同じ場所に駐車する。
正面に階段があり、その横に「NTT・・・・関係者以外通行禁止」反対側に新宮山彦グループの
笠捨山登山口と書かれたプレートもある。
久しぶりの山行きなので、山の朝の清涼な空気を全身で味わいながら出発!(9:55)

山頂から北側には鉄塔のある行仙岳(いい目印)稜線奥には倶利迦羅岳〜転法輪岳(横駈)が続く。
このコースは時期的にか草花が無いので、今日はもくもくとひたすら歩く奥駈道に相応しい山歩きです。
釈迦が岳・八経が岳方面を正面に見ながら、もと来たコースを下山。
左手の奥駈道稜線からほら貝の音が聞こえてくる。稜線上に白装束の行者姿が見え隠れして行仙岳の方に進んでいる。
行仙山小屋で新宮のおばさん2人がかまどで食事の用意をしていたので、小屋で疲れを癒し明日は熊野に向かうのでしょうか
大峰は信仰の山というだけではなく、登山者にとっても心に残る山です。
通り雨にも遭わず、深い緑の山を堪能して登山口に4時58分着。
下北山のきなりの湯で汗を流し(いい温泉です)少々くたびれた体を生き返らし、豊中〜神戸と帰路につく。
なかなか足を運べなかった南大峰の山に来ることが出来て大・大満足の一日でした。皆さん、お疲れさま〜。

上っては下りを3回(?)繰り返して、笠捨山東峰がよく見えるポイントに着く。
突端に南無八大金剛章子の像があり、その下は絶壁(いっぺんに涼しくなる)。東峰・蛇崩山越しに南紀方面の
山々が遠くに連なって見える。展望を楽しんだその後は今日一番の下り・・・ということは頂上直下のきつい上り返しがあるという事で・す・ね。
最後の急登を修行者気分で上り、頂上着2:00。小さな石仏、道祖神のある山頂で幾重にも重なる山を
眺めながら遅めの昼食タイム。ここまでで出会った登山者一人だけ。奥深さを感じる静かな山です。

ヒノキの大木に祭られている大峰八大金剛章子のある鞍部で12:00、ここでお昼もいいが目の前の登りは
重たいお腹ではちとえらいかもと思い、冷菓などを食べ小休止後、先に進む。

行仙山小屋に近づくと、コンコンと音が聞こえてくる。登山道を整備しているようです(ご苦労様)
ここは佐田の辻といい浦向からの道と奥駈道が出会う場所です。
行者堂にお参りし、ヒメシャラ・ブナなどの美しい自然林の中を進み、カラ池という水の無い池を過ぎる
あたりから笠捨山まではいくつかのアップダウンの繰り返しが続くが緑に囲まれ、足元にはヒメシャラの落下花
・・・飽きることが無い。

登山口から奥駈道出合までは階段をいくつかジグザグに登り、一時間位で着く。この階段は山とは調和が
とれてない代物だけど、短時間で稜線に出れるのはこの階段のおかげかな。
奥駈道を右にとると、5分位で行仙岳に着く(10:50)頂上の木の根元には行者さんが置いていったと思われる
護摩木?ではなくKさん曰く碑伝(ひじ)だそうです。
静かないい空間でしばし小休止の後、元に戻り笠捨山へと奥駈道を進む。

八経岳方面の山なみ いい眺めです ほら貝の音が聞こえる奥駈道稜線
南無八大金章子 笠捨山山頂(1352・3M) 山頂の道祖神
ブナ・ヒメシャラの木が美しい登山道 大峰八大金剛章子とヒノキの大木
お参りしてから登る行者堂 佐田の辻 自然林が続く
行仙岳山頂北側(三井寺へ) 継の窟 笠捨山東峰
登山口 奥駈出合 行仙岳山頂(1226・9M)