廃村八丁・品谷山
以前から行ってみたかった京都北山の廃村八丁にやっと行くことが・・。
久しぶりに大勢集まった廃村オフ総勢13名の静かな(?)深まる秋探しです。
7時前に集合場所までMさんと一緒にいってみるとまだ、誰もきていない。ちょっと早く着いたみたい。
集合後は3台の車に分乗し、名神〜湖西〜R477〜梅ノ木〜広河原方面へ。
2時間近く走って、目的地の菅原に到着。Kちゃんが先に着いて、おまちかねでした。
軽く自己紹介を済ませ、バス停前の橋を渡って仏谷川沿いを進み、左に最奥の民家があり杉林を抜けると
ダンノ峠への案内板がある分岐に着く。右は谷道・・左の尾根道に入り、すこし急な道を久しぶりに汗を
かきながら登っていくと、雑木林に囲まれたダンノ峠に到着(760M)
ここは西に刑部谷・北は品谷山、佐々里峠への分岐で一休みにいい場所です。
品谷山方面に杉林の混在する雑木林の中を登りつめていくにつれて、明るい樹林帯に変わり足取りも軽くなる。
ウワ〜いいなあ。控えめに色付いた樹林に囲まれて歓声ばかり。きっと熊さんもビックリ・・。
![]() |
![]() |
|
登山道にポツンと紅一点。ツルアリドオシの実 | 青い空をバックに色遊び |
![]() |
![]() |
|
860Mピークでの撮影タイム | 866Mピーク付近(かねちゃん撮影) |
![]() |
![]() |
|
![]() |
![]() |
|
ブナと黄紅葉 | 品谷峠への稜線(もぐさん撮影) |
![]() |
![]() |
|
すっかり落葉し冬支度のブナ | 品谷峠 |
![]() |
![]() |
|
木漏れ日の杉林 | スモモ谷遡行 |
![]() |
![]() |
|
スモモ谷 | 廃村八丁 |
![]() |
![]() |
|
四角錐の避難小屋 | ドラム缶風呂 |
![]() |
![]() |
|
ピンポン玉みたいなキノコ | カツラの木のモニュメント(mumさん撮影) |
![]() |
![]() |
広々とした稜線を落ち葉を踏みしめながら、裸木と黄紅葉とがかもし出す深まる秋色に目を奪われながら
歩いていると、いつも間にか860M分岐点に着く。 品谷山と佐々里峠の分岐点です。
ここから錦繍の山肌と連なる山々の(名前がわからない)展望が最高でした♪
860ピークからの控えめな錦繍の山
品谷山への緩やかなアップダウンの稜線は
しっとりとした秋の風情あふれる樹林帯に囲まれた
癒される空間。
ハッと目を引かれるカエデの紅葉についつい
足が停まって・・。
分岐から約1時間で品谷山に到着。林に囲まているため展望はもう1つなので集合写真だけ撮って
先に進む。イワウチワの多い斜面を下っていくと品谷峠。 南斜面のスモモ谷へと下っていき杉林を抜けると
芦生さながらのいい雰囲気の谷筋コースに・・。
廃村八丁が近くなると炭焼きの窯跡や石組みなどが残っており、遠い昔の村の生活が偲ばれる。
左の四郎五郎谷と刑部谷からとの合流地点を過ぎると、四角錐の形をした避難小屋が建っている廃村八丁に着く。
山と谷に囲まれた広い平坦地です。 点在してる石にそれぞれ座ってさあ〜お昼ですよ〜。
今、こうやって深い森の自然を楽しんでいるが、ここで生活するものにとっては厳しい自然だったろうな。
近年でも雪が2Mも積もるときがあるそうです。
豪雪地帯に建つ避難小屋のこの形に成る程と納得する。
金属製テントみたいに見える小屋の中は? お腹がペコペコだったので覗かずじまい・・(また、今度)
広場の前の川を渡り、小さな祠と鳥居の横を通っていくと、当時のままなんでしょうか・・・年月のたった管理小屋が
あり、なんと八丁温泉も・・・。ドラム缶風呂です。 もと牛舎小屋の中に薪がたくさん積んでありました。
時々、何日分かの食料を持って管理小屋に滞在するという村民の叔父さんがおられて色んな話をして頂き
山で見つけた???なキノコを見せてくれました。ゴムタケモドキに似てるけど???
広場まで戻るとザックに付けていたカメラが無いことに気がつき、慌てて戻ってみるが見つからない。
小屋から戻る時まであったので何処かで止め具が外れて落ちたのが気がつかなかったのでしょう。。
待っていてくれた3人ともう一度、辺りを探すが無い??
ひょっとすると川のところかなと渡渉した辺りを探してみるがやはり見つからない。
小屋の叔父さんにカメラの事を伝え、もし見つかれば連絡してもらえるようにお願いして、先行のメンバーの後を
追って、刑部谷へ。
そんな事情で刑部谷〜菅原まではカメラ無しなので、何か手持ちぶたさな感じが・・。
刑部滝の辺りも素晴らしい渓谷美で、水辺は色とりどりの落葉で覆われ、深まる秋を2倍3倍と楽しめる。
同志社大の山小屋新心荘が左に見えてくるあたりから、谷の両側が緩やかな斜面の雑木林になり、カツラの木が
色づきかけた枝を広げている。その向うに今まで歩いてきた品谷山の稜線が見えます。
緩やかな落ち葉の絨毯道を登っていくと見覚えのあるダンノ峠に着く。
秋の釣る瓶落し・・ここからはひたすら菅原まで下り、薄暗くなるまでに駐車場所に到着できました・・・が
皆、怪我もなく廃村八丁の秋を楽しめてホッとしただろうKさんの車の後輪がパンクしてるーー。
ここは山奥・・ガソリンスタンドもなく携帯も繋がらない・・。
同行のIさんが手際よく、ジャッキアップしてスペアタイヤと交換・・さすがです(感嘆)
落し物あり、パンクあり、膝痛ありの静かな秋の賑やかな廃村八丁オフは鮮烈な山の想い出になりそうです。
皆さん、お疲れ様〜。芦生はもちろんの事、京都北山の廃村八丁にすっかり魅せられてしまいました。
帰宅後、画像がないので淋しい〜と嘆いていたら、Kちゃん・Mさん・MOさん・Nさんから早速、きれいな写真の宅急便が
届きました。ありがとう♪
廃村八丁2
いったい何処で落としたのかなあ?なんかもやもや〜としてたのでもう一度、7日に廃村八丁を訪れてみました。
3日と同じコースを歩き、廃村八丁から小屋に向かっていると、目の前の木に私のカメラがぶら下がってる〜。
側の空き地で幕営していたグループの方が今日、川の中で拾ってくれたそうです。
4日間川遊びしていたカメラを見て、見事に成仏したなあとスッキリ! 何処で落としたか判って納得する。
渡渉した場所からドンブラコと湾曲した場所まで流れていったようです。
すぐに抜いたメディアを後で一か八かPCに繋いでみると画像は全部無事でした〜〜\(^o^)/
これでひとまず一件落着です。皆さん、お騒がせしてすみませんでした。
山では何ものも落とすな・・落ちるな・・気をつけましょう。