頭巾山(とうきんさん)871m

頂上から若狭方面の展望

世間の連休モードとは全く縁のない仕事なので、この2・3日はじっと我慢・我慢。
2日もお天気がいい・・とうとう我慢しきれずに新緑ドライブを兼ねて綾部市と福井県名田庄との
境にある頭巾山に行ってみる。

我が家を6時出発・三田西IC〜若狭舞鶴道綾部IC〜R27〜R12を美山方面に走る。
この道は信号もなく、茅葺民家が点在する美山の山麓風景を眺めながら気持ちよく走れるので
この季節にはオススメの道です。R162を北上、堀越トンネルを抜けると福井県に入る。

道の駅名田庄から左に県道771に入り、野鹿谷沿いに野鹿の滝に向かう。野鹿の滝は帰りに寄る事にし
野鹿林道を進んでいくと広い駐車スペースに4台停まっていたので空いてるスペースに停め、沢沿いの
景色を眺めながら用意をして出発。ここのシャクナゲはどうかなあ?期待半分・諦め半分で林道を
登山口まで道沿いに咲く、ニリンソウ・イチリンソウ・マムシソウ・クルマバソウ・ツクバネソウなどを
楽しみながら新緑の谷沿いをノンビリと歩いていく。



行った日 2004年5月2日(日)晴れ)
山域 福井・京都美山
人数 単独
歩いたコース   野鹿の滝〜山頂(ピストン)

登山口まで林道があるが手前で駐車(9:00)

のんびりと道沿いの花を楽しみながら歩く

ツクバネソウ

クルマバソウ

ここも大輪のイチリンソウ

ニリンソウ

マムシソウ(テンナンショウ?)

頭巾山の名田庄側の登山口

林道沿いは野の花に混じって山蕗があちこちに。旬の一品に帰りに頂くことにして、林道下の沢を
対岸に渡り九十九折の道を登っていく。

スミレサイシン・イカリソウの花は終ってしまい、もう葉だけだが花の時期だと花街道になりそうなくらい
沢山ある。しばらく行くとオオイワカガミがあちこちに群落で咲いている。場所によって花色も淡いのや
濃い色いろんな色があり、いつもの被り付きでなかなか前に進まない。

オオイワカガミの花いろいろ

この辺りはシャクナゲの群生地だが花は全く無し!。花芽も無し!。かろうじて登山道から離れた斜面に
咲いているのを見つけるがあそこまでいけるかなあ?
ザックを置いて、斜面を木につかまりながらへつって、何とか花の咲く場所まで行き、淋しげに咲いている
紅一点を無事に撮影。やはりこの時期はシャクナゲの華やかな彩りがないと山道も少し淋しいものです。

イワウチワとホンシャクナゲの群落地のはず

尾根手前の岩場はイワウチワの群落。残念ながら花は終っており、やっと斜面の影にひっそりと
咲いているのを見つけ、ここも木にすがって降りての撮影(ここまでしなくても・・・と思いながら)

山頂近くのブナ、

両側がイワカガミの群生の山頂への尾根道(若丹国境)

頂上の古和木権現社が見えてきた。先を行っていたグループと入れ違いに頂上に着く。(10:50)

お天気がいいと若狭湾まで見えるらしいが、あいにく今日は霞でうっすらとしか山並みが見えない。
誰もいなくなった頂上で若狭の山並みを眺めながら、早めの昼食タイム。(静かやなあ〜)

蕗も採りたいし、ボチボチ降りようと尾根筋に戻ると
先程の5人グループが昼食中。
お昼は?と聞かれたので「頂上でおにぎりを食べました」
と返事すると「豚汁食べていき〜」おもわずハイ〜♪
から揚げ・シシャモ・苺などもご馳走になり、寒河江から
来られたという皆さんと福井の山談議に話がはずむ。

スペシャルランチのお礼をいって、もときた道を下山。
すると登る時には全く気づかなかったハルリンドウの花が♪
辺りを見るとあちこちに淡青色の花が落ち葉の中から顔を
出している。
可愛いなあ・・大好きな花の色だ。

青葉山方面の展望

草丈3〜5cm位の小さなハルリンドウ

水辺に咲くタニギキョウ

野鹿の滝
落差36M

なかなかいい滝です。
       
(1:50)

帰りは道の駅和の近くの山草園に寄って山野草展を見る。即売品を見ると、我が家で余りにも繁殖力旺盛で
抜いてしまう花が500円で売られているのにはビックリ!
道の駅和に移動、ここでも表で野草を販売していたのでつい見てしまう。深山ウグイスカグラとヤブデマリを
買ってしまった(寄植えにしよう)。

三田西まで渋滞も無くスムーズに走れ、6時頃に我が家着。
いつもの行き先を前日に決めて、慌しく飛び出す山行きでしたが今日も沢山の可愛い花に出会え、またご馳走まで
頂き、久しぶりに訪れた若狭の山を楽しみました。
でも次から次と行きたい山が・・・○○と△△が欲しい〜です。

稚児ユリ

ウスギヨウラク