南八が岳(硫黄岳2742.1m〜横岳2835m〜赤岳2899.2m〜中岳)
2005年6月13日夜〜14日・15日 (4名
一日目=美濃戸口P−赤岳鉱泉ー硫黄岳ー横岳ー赤岳山渓山荘
2日目=山荘ー赤岳ー中岳ー行者小屋ー赤岳鉱泉ー美濃戸P

この時期にしか見れないツクモグサを見に南八が岳に13日の夜に出発。
12年になる我が愛車、久しぶりの900k走行大丈夫かなあ〜。
名神大山崎バス停で2人を乗せて、順調に諏訪IC着11:30。ここで諏訪在住の方が合流するそうです。

4名になって、八が岳山麓を美濃戸に向かい、三叉路ではて?ここはどの道かな?と停車してみると
なんや車からきな臭い匂いが・・ボンネットを開けるとすごい煙が・・車体の下には漏れた液体が??
何とか携帯が繋がるのでロードサービスを呼び、1時間後に到着。結局現場では分からないので、近くの修理工場に運ぶことになってしまった。修理後、Pまで運んでもらえる様にして道のど真ん中にテント設営し、仮眠することになるが、神経が冴えて眠れません。お腹もすいたしゴソゴソと朝食を食べ、テントを撤収し、八が岳山荘まで、テクテクと歩いて行きますが山荘はまだ、誰も起きていない様子。
テントやらの荷物を預けたいので、小屋の方が起きるのをしばらく待つことに・・。
6時頃にやっと荷物を預けることが出来、朝露に濡れた林道に咲く、ベニバナイチヤクソウなどをボ〜っとしたまま眺めながら樹林帯の中を歩いていく。(結局、6時間運転後、一睡もせずに9時間以上歩くというかなりハードな一日目となってしまったのです。)

美濃戸山荘のかっこいいストーブ ここから赤岳鉱泉〜硫黄岳へのコースに入る
気持ちのよい樹林帯 赤岳鉱泉付近にくると右前方に大同心・横岳が見える
赤岩の頭付近から見る大同心・小同心 硫黄岳山頂が見えてくる。
花崗岩で敷き詰められた硫黄岳山頂(2742.1M) イワウメが咲く稜線
オヤマノエンドウと赤岩の頭の稜線 ヤッホー。前を行くSさん
私はこの手前でツクモグサに被り付きでした
横岳への岩稜帯を歩く 横岳山頂(2835M)
正面に赤岳・・手前の鞍部に今日の宿 地蔵尾根の分岐点・・美濃戸からの最短コース
風車が回る赤岳天望荘 振り返って・・・大同心・小同心・奥に硫黄岳
雨の中を山頂に向かう 文三郎との分岐から・・中岳。阿弥陀岳
赤岳への中継点にある行者小屋 柳川南沢沿いの登山道
美濃戸口から、早朝の清々しい白樺林を1時間程歩いて、美濃戸山荘に着き、ちょっと一息。
ここから赤岳鉱泉まで2時間。。ヘロヘロの体に気合を入れて、足を進める。
足元のシロバナエンレイソウ・ベニバナイチヤクソウ・ツマトリソウ・ツバメオモト・タケシマラン・コミヤマカタバミなどの沢山の花が疲れを和らげてくれる。

赤岳鉱泉を過ぎ、赤岩の頭への稜線上で森林限界となり廻りは這い松に変わり、薄黄色のキバナシャクナゲが這い松の中で咲いている。

硫黄岳山頂着12:00。ここで昼食をとるが何故かお握りが食べれそうに無い。冷奴・魚ソーセージ・ココアケーキ・ミニトマトが食べれた(なんちゅう組み合わせや)何か食べないと、長丁場に体が持ちません。
ここからは花街道の雲上山歩です♪・・が、花を撮るのにしゃがんだり、座り込んだりとスクワットをしながらなので、いつもながら時間のかかること(^^ゞ
咲き始めのイワウメ・オヤマノエンドウ・ハクサンイチゲ・チョウノスケソウ・イワヒゲ・・・今年、最初に見る高山の花はどれも可愛くて、足が止まってばかりです。
横岳に近くなると、独特の赤黒い露岩の稜線のアップダウンになるが、この辺りがツクモグサの群生地・・崖下を覗くと斜面には薄黄色の花がびっしりと・・・危ない場所は眺めるだけに。見やすい場所はちゃんとロープで保護されています。
カメラで覗いては可愛いな〜可愛いねと花にご挨拶(笑)
初めて見るツクモグサに今までの疲れも吹っ飛んでしまったようです。
小屋の泊り客は2組だけでした。一人1室をあてがってくれたので、夕食後6時30過ぎから沈没。
15日の朝はスッキリと好体調!。だがお天気は予想通りの小雨模様です。
雨具を着け、早朝の雨の中を赤岳山頂に向かう。
分岐を過ぎて、小一時間ロスタイムあり(^^ゞ
2つ目の分岐を間違って、キレット小屋の方に向かっていたのです。
おかげで雨の中のスリル満点のキレットを往復した事に。。。(感想・・キレットの登りは楽でした)
行者小屋でこの2日間の花の余韻に浸って、ゆっくりとコーヒータイム。
帰路のしっとりと雨に濡れた花や木もまた格別でした。以前、コマクサが咲く時期に今回と逆コースを歩きましたが
断然、ツクモグサの咲くこの時期がいいですね。山も静かですし・・・暑くないし・・ね。

美濃戸山荘で昼食に山菜蕎麦を食べる(¥800)いつも山から下りると、蕎麦が食べたくなるのです。
林道沿いに咲くベニバナイチヤクソウを見ながら美濃戸口の八ヶ岳山荘に戻る。
Pに我が愛車も戻っていました。これで何とか予定通り帰宅できそうです(ホッ)
何でああなったのか今でも原因不明??

ゆっくりと山荘のお風呂に入り、沢山の花の画像をお土産に10時頃に我が家に着く。
同行の皆さん、お疲れ様でした。
八が岳で出会った花