台高
大峠〜高見山北尾根

■2005年11月30日(水)曇り/晴れ
■5名(もぐさん・レオさん・呉春さん・のりかさん・私
■大峠ー高見山山頂(1249m)ー天狗山ー大天狗岩ー黒石山ー高岳ー差杉峠ー滝野

11月も今日で終わり。明日から、気忙しい12月だ・・山・仕事で明け暮れていると、月日の経つのが早い事!

今日は、まだ歩いた事の無い高見山北尾根を大峠から登るという、もぐさん企画の山行きです。
仕事でしたが山に変更し(^^ゞ山に行く時だけの起床時間4時に飛び起き、我が家から集合場所まで車を走らす。
今回はもぐ車とレオ車2台で滝野まで行き、一台をデポし、もう一台で大峠まで移動してから縦走します。
大峠から登るのは、今月2回目です。今日も風が冷たくて寒い。山頂辺りの霧氷を期待しながら、すっかり落葉した
ブナ・ヒメシャラの中を登っていく(9:14)

大峠から山頂に向かいながら迷岳の方を見ると、どんよりとした雲から、優しく射しこむ天使の梯子
10:00   展望台から・・・3日の紅葉の写真と今日の樹氷は同じアングルです(^.^)
季節は2週間ごとに移り変わるといいますが、同じ山で比べると移り変わりの様がよく判る。
寒い山頂を後にして少し戻り、霧氷の樹林を見ながら、今日のメインコース、北尾根へと下る。
細い滑りそうな山腹の道を気を付けながら下ると、目の前に真っ白になった小ピーク。
小ピークから、後方の山頂を振り返る。こちら側から見るのは初めてなので、感激♪
尾根を北に進むにつれて山頂が見え隠れするようになり、周りも霧氷から一転して、晩秋の山に変わる。
リョウブ・ブナ・ヒメシャラの中を歩く、いい道です
11:05  天狗山山頂(993m) この辺りから見る高見山は、たおやかな山容です
尾根沿いでは、まだ紅葉の名残が楽しめた。
目の前に岸壁が現れる。大天狗岩だ・・え〜こんな急な岩壁登るんーーと思いきや、ちゃんと左に登山道がありました。
尾根から、少し登り返した大天狗の頂は、アセビや石楠花で囲まれた場所で、北東側に室生の山が広がる。
ここで少し早めのお昼にする。同行のRさんがザックから色々と出してきて、山上クッキングを始めた。
何とクリームシチュウだ!重たかったでしょうにと感謝して、美味しく頂く(^.^)

山の景色を眺めながら飲むコーヒーは、一味違うね♪
いくつかのコブを登り下りしながら黒石山へと、コナラに囲まれた道をいく。正面に黒石山
黒石山(915M)三等三角点 林相が杉植林に変わる(方向が逸れる場所には小さなプレートがある)
植林の中の高岳から右に折れ、下ると東と北に鹿避けフェンスが張ってある場所に出る。
北方向に登り返した893ピークを西に折れ、差杉峠へと下る。正面は観音山

この辺りは植林と自然林との境界尾根を蛇行して歩くような道でした。
古い赤いテープを目で拾いながら下りる。このコースでは一番急な下り。
差杉峠(西杉峠)桃股と滝野との分岐 笹薮の中に刻字がほとんど消えてしまっている石柱がたっていた
石柱の奥にひっそりと役の行者を祀った石の祠があった。
昔は伊勢からの大峰参りに使った峠だろうか・・・行者座像に手を合わせて、滝野へと下りる。
手入れされた杉植林の中はコアジサイの葉が見事に黄葉している。下りるにつれてクロモジの黄葉も。
杉林と黄葉の鮮やかなコントラストに気分も高揚(笑)〜ルンルンで下ります。
滝野に出て投石の滝に立ち寄った後、もぐ車で大峠まで戻り、レオ車を回収して帰路につく。

もぐさん企画の高見山北尾根は静かな山域で旧道の趣もあり、味わい深いコースでした。
もぐさん、同行の皆さん、お疲れ様でした。