裏六甲
石楠花谷〜ダイヤモンドポイント〜小川谷

□2006年4月30日単独
□我が家ー石楠花谷ーダイヤモンドポイントー極楽茶屋跡ー小川谷ー逢山峡ー鍋谷滝ー東山橋ー我が家
先週は丹波の山でヒカゲツツジ三昧だったので、裏山を久しく歩いていない。
「六甲山系の森林」のSさんから、六甲のヒカゲツツジの写真を頂いたので、ふと石楠花谷に昔の名残の木が
残っていないかなと、探してみようと思う。
何か、目的を持つとてきぱきと体が動き、家を出たのが9時30分・・・いつもの裏山歩きの出発時間では早いほうだ(^.^)

我が家から徒歩15分で石楠花谷の取り付きに着く。沢を渡ると前方から男性二人が降りてきたので、早いですねと
声をかけると、石楠花谷の沢への取り付きが分からず戻ってきたとの事。

今日は沢沿いを歩く予定だったので、一緒に行きましょうかとゴルジュへの取り付きへと案内する。
阪神高速高架工事で、入口周辺が様変わりしてしまったのだが、この沢へは以前より、楽に入れるようになった。
この谷に入り、がらっと変ってしまった沢の周辺を見渡すと、つい一昔前の光景を懐かしく思い出す。

両側の岩壁にはピンクのコミツバツツジが満開!周りの木々の若葉色のグラデーションも綺麗!とうとうと流れる沢の音も心地よい。
あまりも気持ちよい谷の風景なので、探し物を忘れる程・・・石楠花谷の道もいくつか錯綜してるので、そう簡単には見つからないかも。
水辺にはぜんまいが産毛をまとって、ぎゅっと拳を握ったような芽を伸ばしている。
この様なゴルジュや滝がいくつかある。
登りたくなるような滝ですが、巻きます 上から見た釜
荒々しい岩場を過ぎると、広々とした滑に出る。新緑も沢の水も瑞々しく、気持ちいい♪

幾つか堰堤を巻くので、登山道と沢沿いを交互に歩きながら、やっと工事が終わり、すっきりと片付いたダイヤモンドポイントに着く。
ここでお昼にしましょう〜。一緒に登ってきた男性方は五助谷を下山するとの事なので、昼食後に気をつけてとお別れする。
ノースロードに入るとスミレが花盛り。シハイスミレとニョイスミレ
ニオイタチツボスミレ?が咲く登山道

ガイドハウスに立ち寄り、職員さんと雑談をしながら小休憩。
その先の販売機でビールを買い、小川谷へと・・・(お決まりコース(^^♪)
前回は芽吹いていなかったブナとイヌブナの新緑がお目当てです。
谷に下りるとツクバネソウの群落が真っ先に目に入る。
地味な花ですが、木漏れ日をうけた薄緑の葉を見て、なんだか嬉しくなる。
イヌブナの赤ちゃんの双葉もアチコチに芽生えていた
この中で何本くらい成長できるのかなぁ〜。

いつもの好きな場所でいつもの時間を・・・鳥の囀りだけ聞こえる静かな谷で、のんびり。。ぼ〜っと。。
時々、頭上を有馬ロープウエイが通るのを見上げるのも面白い。向うからは見えてるのかな?お〜い
(^o^)丿
ブナの新緑
逢山峡の苦手な舗装路も、この時期はツツジが彩り、あまり苦にならない。
ウリハダカエデの花も咲き、オオカメノキの白い花が緑の中で鮮やかだ。
鍋谷滝・・・ここも好きな場所なので、ちょっと寄ってみる。
樹林の間から流れ落ちる様は、写真では切り取れない。
登山道脇にはチゴユリが満開!大好きな花なので、どの山で見かけても必ず撮る花。同じ花でも表情が違うから面白い。
トリガタハンショウズルも、緑の葉の間から淡白色の花を覗かせていました。控えめな花です。
帰路の最後の花はクサノオウ。
毎年、同じコースで同じ花を見ながら歩くが、山野の花は飽きることなく楽しませてくれる。

これからウツギ類やイワカガミ・コアジサイ・ベニドウダンなどが咲き、裏六甲歩きの楽しい季節になります。