大峰 釈迦が岳(1799.6M)

2005年6月5日晴れ・4名
奈良県・大峰山系
林道不動木屋谷線新登山口ー古田の森ー千丈平ー釈迦が岳ー孔雀岳手前(ピストン)
峠の登山口の木の匂いがするトイレ シロヤシオやシャクナゲに混じってサラサドウダンも
緑に囲まれて・・。 朽ち果てた倒木も深山の趣き
ガスの中から、見え隠れする大日岳 釈迦が岳への稜線
眼下に前鬼〜太古の辻〜大日岳〜深仙の宿〜の稜線
山肌に白く見えるのはシロヤシオの木
大正時代に強力「鬼雅」が担ぎ上げた青銅の釈迦如来像の建つ釈迦が岳山頂(1799.6M)
荒々しい岩を前衛に七面山を望む やせ尾根の岩場に咲くイワカガミの花(コイワカガミ?)
を見ると緊張感も緩む
アカヤシオと孔雀岳・仏生嶽と連なる山稜 孔雀岳南側の五百羅漢
千丈平で出会った鹿
こんな場所はずっと歩いていたいです
西側からの釈迦の山容 大日岳
シロヤシオと孔雀岳 まだ咲いていました
Kちゃんから、近畿圏の山での稀少株の花情報が・・。
奈良の五条に7時に集合。我が家を5時に出発して6時40分頃に着いたので、車内で朝ご飯を食べていると、今日のメンバー3人が到着する。
Kさんの車に便乗して、一台でR168を十津川方面に南下し、旭口から不動木屋谷林道を延々と走り、高度を上げていく。
今日は不動木屋谷から先の峠の登山口から最短距離で釈迦に登る、いいとこどりコースです。登山口に8時30分着。先着の車が10台くらい駐車している。
今日は入梅前のいいお天気なのと人気の山なので、沢山の人が入っているようだ。
さあ〜用意をして出発です。お目当ての花に会えるでしょうか・・。

このコースは初めてですが、緩やかな登りで歩きやすくて、登山道沿いにはシロヤシオ・シャクナゲの花が
彩りを添え、なかなかいい道です。
不動木屋谷からとの分岐点を過ぎると、辺りはすっかり大峰らしい樹林の雰囲気に・・。
バイケイソウの林床とブナ・オオイタヤメイゲツ・ヒメシャラなどの大木の中を歩くと、体が浄化されて緑に染まってしまいそうな感覚になる。う〜ん、生き返る〜♪気持ちいい〜♪

古田の森〜千丈平に。すこし逸れた場所にかくし水と呼ばれる水場があり、冷たい水で喉をうるおす。
以前あった小屋は取り壊されて、広々としたテント泊も出来るいい場所・・テン泊したいね〜。
もちろんテン泊=宴会(笑)

山頂は沢山の人で満杯状態だったので、少し下がった前鬼からの稜線が見える場所でお昼にする。
今日も温泉卵入りトロロ蕎麦とトマト。

昼食後は山頂から、孔雀岳・仏生嶽へと続く岩場のやせ尾根を下りる。
岩陵尾根から、下を見るとーー奈落の底ーー恐〜〜(*_*;

旭口〜山頂までとは、うって変わって、厳しい奥駈道の趣です

後ろを振り返ると、西側からとは違いすっきりとした綺麗な釈迦の山容が見える。
こちら側は道は険しいが、釈迦の姿は優しげですね。

お目当ての花はまだ、見つからず・・。イワザクラの残り花もまだ咲いているが、今日は影が薄い(笑)先に進んでいるKさんを待って、適当な場所で引き返す事に・・。
半分諦めかけた頃にひょいっと足下を覗くと・・・見っけ♪ それも満開♪
先を歩いてるKさんを呼んで、スリル満点の撮影・・ズルッといくと、さようなら〜に・・。
失敗すると、涙なので何枚も撮っておきます。(稀少株なので写真は×これからもずっと同じ場所で見たいのです))
ふ〜〜これで今日の目的達成・・・心置きなく大峰の雄大な山々を眺めながら、山頂まで引き返す。

山頂付近でお昼寝していたFさんと、先に戻っていたNさんと合流し、お昼時の賑やかさが消えて、静かになった山頂を後にする。
千丈平でかくし水で淹れたコーヒーを、Kさんから頂く。CMになりそうな至福の時間です。山が静かになったので、ぴょんぴょんと2頭の鹿が挨拶に♪
吉野から本宮までの奥駈道は50座をつなぐ何日もかけて歩く厳しい山行ですが、その中の一つの山を日帰りで楽しめるのも大峰の魅力です。
5時前に登山口着。五条でそれぞれの車に戻り、帰路につく。我が家に8時30着。
お土産画像を見ながら、ちょっと一杯(極楽・極楽♪)まるでオッチャンみたい?・・です(^^ゞ

皆さん、お疲れ様でした。Kさん、長〜い林道の運転ありがとう。
今日も大峰の山にどっぷりと浸かった楽しい一日でした。