白倉岳

今日はこの秋一番の好天気かと思うほどの小春日和です。
低徘のKさんの計画に、まだ歩いたことの無い山なので飛びついて参加させてもらい、5時26分の電車に乗って、
集合地の大阪桃山台まで・・・ここからは2台の車に分乗して朽木方面に向かいます。
車窓景色で見る湖北の晩秋の彩りにすっかり目が覚めてしまいました。

安曇川沿いの山には雲海の名残の天使の輪のような雲がかかっていて、停車して皆でパチリ。
一台を下山地の栃生にデポしておき、少し先の村井バス停近くの橋を渡り、村井側の登山口の道の脇に駐車する。

白倉岳は安曇川沿いのバス停、栃生・村井・桑野橋・上岩瀬それぞれから登るコースがあり、今日は真ん中の
村井から登り、栃生に下山するコースです。

雲海の名残の天使の輪 落ち葉を踏んで・・上ばかり見て
かすかに残る雲海 大きいなあ
烏帽子岳山頂 白倉岳山頂(949.9M)
武奈が岳 ここから長〜い下りの始まり・・辺りは美しい樹林帯
栃生橋から西日に輝く比良の山 夕食の一品・・天然ナメコ

9:15登山口出発。植林の中の登山道は落ち葉で覆われているが枯葉色の中にオオイワカガミの緑葉が目を引く。
もう1つ、目を引くものが・・スズメバチの巣がありますと書かれたプレートが何箇所か・・(怖)
ほどなく松本地蔵の小屋の場所に着く。小屋の中には可愛いお地蔵様が祭られていました。
落ち葉の絨毯道の山腹の道を進むと、植林と自然林が混じるようになり所々に大きな杉の木が・・。

この山は綺麗な松林・自然林・植林と入り混じっていて、それぞれ雰囲気が違って面白い。
少し急登を登りきると烏帽子岳への稜線にでる。風ひとつ無いポッカポカの稜線上でワイワイと楽しい昼食タイム。

左に少し行くと烏帽子岳山頂。展望は好くないが、白倉岳・中岳・南岳の三つの峰が樹林の向うに見える。
すぐに峠で尾根沿いに登って行くと白倉岳山頂に着く。ここからは比良の山が目の前に・・。
安曇川を挟んで丁度、向かい合っている山です。

またまた下って、登り返して白倉中岳山頂に(940M)・・(フ〜)
ここには樹齢400年以上の見事に変形した盟主のような大杉が(top写真)その姿はまるで精霊が宿っているように思える。
さっそく皆、童心にかえって大杉に登りヤッホー♪〜。
中岳からは落葉したブナなどの美しい自然林の中を歩き、目の前にスッとブナの木が現れると南岳山頂に(941M)。
ここまでに何本かの木の幹には熊の爪あとが生生しく残っていて、姿は見えないがやはり山は獣たちの住処なんだと実感。

裸木の間から武奈が岳などの比良連山を眺めながらの稜線歩きもそろそろ終盤に・・。
南岳からだと標高差約700Mある栃生に下る道は比良の山が正面に眺められるいい道やん・・・と思ったのは初めだけ。
先に進むにつれ、激下りの様相に。。。トラロープにつかまってもズルズルっと滑りそうなところも何箇所か。
何回か落ち葉の絨毯にズルッドテッでした(笑)
最後の急坂を下りると日野谷橋に出て、安曇川の栃生橋を渡ると左に栃生バス停があり、ここで村井に止めている車の回収組を待ちます。
白倉岳は色んな山容が楽しめて、静かな味わい深い山でした。
春の新緑の時期にもう一度歩いてみたい山ですね。

3時過ぎに下山出来たので、湖西道路の渋滞もそれ程ひどくなく、スムーズに帰路に着く事が出来ました。
Kさん、Mさん運転ご苦労様〜。いつもの楽しいメンバーと楽しい山歩き・・晩秋の山を満喫できました。ありがとう♪

今日は天然きのこ(ナメコ)のお土産付きでした(これが最高に美味しかった〜♪)