三津河落山〜日出が岳
奈良県

   □2006年10月24日単独

   □大台P〜川上辻(9:20)〜ナゴヤ岳〜如来月岳〜三津河落山〜川上辻(13:00)〜巴岳〜日出が岳(14:00)〜大台P(15:20)
   大台が原の日出が岳から、北西側に伸びる尾根筋の静かな山域である三津河落山も訪れてみたかった山の一つ
   この時期もいいだろうなぁ〜との想いで早朝の高速を走り、上北山へと南下する。
   杉の湯で休憩後、大台ドライブウエイに入り、高度を上げるにつれ目の前に広がる錦秋の山色に
   目を奪われながら大台Pに到着する。

   日出が岳まで行く予定なので、ここから川上辻までドライブウエイを10分くらい歩いて下る。
   川上辻からロープを越えて、笹原の踏み後を辿って行くとフェンス沿いに又、ロープが・・・跨いで入ります。
   右方向はロープは無いけど、筏津への道です。

   ロープを越えてからは、所々につけられたテープを拾いながら、笹原の間の踏み後を登っていくと苔むした岩が
   点在するナゴヤ岳につく。
   いい雰囲気の樹林の向う側には、これから向かう三津河落山が木の枝越しに見える。
   この辺りの林がかもし出す秋の風情は言葉にならない・・・・いいなあ〜と何度も呟く。

   ただ残念なのはスタートから、カメラの電池切れーーー(T_T)予備の電池も。。。
   騙しだまし撮りながら、笹床の鹿の糞を道しるべに尾根筋へと登っていく。
   何の鳥か、ギャーと鳴いてバサバサと飛び立つ音にビックリした後は、落葉を踏むカサカサという音だけ。
ナゴヤ岳と三津河落山との鞍部もしっとりした彩りで何度も立ち止まってしまう
ナゴヤ岳 三津河落山(1654m)
三津河落の国境点

■三津河落・・・三つの河(吉野川・北山川・宮川)に繋がった分水嶺
大台辻への稜線
ゆるゆると伸びる笹原の尾根
大和岳へと気持ちのよい稜線漫歩が続く・・・まるで鹿になったような気分
 
大和岳ピーク・・・この先の経が峰まで行けるが、ここでゆっくりと展望を楽しみながら昼食をとり、もと来た道を戻る
大和岳の岩場から西大台方面
時間の経つのも忘れてガスが流れる風景を眺めていました
戻る頃はすっかりガスに覆われてしまう 日出が岳(1694.9m)
      川上辻に13時に戻り、東側の笹原の斜面を登っていき、巴岳〜日出が岳へ向かう。
       進むにつれ踏み後も薄くなるがテープも所々にあり、広い尾根筋を東方向に登って行くと迷うこともない。
       日出が岳山頂が近くなると今までとは少し様相が変り、岩場を縫って登っていくと人の声が聞こえてきた

       もう一息と足を進めると目の前に展望台が・・・やっと着きました。
       そして今日、初めての人との遭遇です(笑)

       360度の大展望が目の前に広がっています。が・・・カメラは完全に電池切れ。
       周りにいるカメラを構えている方達に勇気をだして、電池の予備を持っていませんかと聞いてみると
       カメラ機材を一杯持った叔父さんが、わざわざフラッシュの電池を抜いて、これ使いよと渡してくれたのです。

       何度もありがとうとお礼をいい、目の前の風景を心置きなくカメラに収める。
       嬉しい事にガスも晴れて、青空が見えてきました。
日出が岳で出あった鹿
ガスが晴れて展望良好 鮮やかなヤシオツツジの紅葉
       風も冷たく、手もかじかんできたので、登ってくる観光客と行き交いながら大台Pまで戻る。
       帰路のドライブウエイ沿いの紅葉も朝よりも一段と鮮やかに感じる。

       展望のいい場所で雲間から西日が射すのを撮っていると、先ほど山頂で逢ったカメラ叔父さん達もやってきました。
       いいなと思う所は同じなんですね

       叔父さん達は茜色に染まるのを待機しているそうですが、私は帰路の道中が長いのでお先に失礼。
       山の余韻に浸り、睡魔と闘いながら、神戸までの帰路に就く。
■山の夕景■