三ノ沢岳(2846.5m)長野県



三の沢から極楽平への稜線


19日夜、22時に大阪に集合し、Mさんの車で出発。宝剣岳への稜線から、西南側の支尾根になる三の沢は
まだ歩いた事が無いので楽しみです。

バスの始発に間に合うように準備をしていると、名古屋組の4人が到着し、総勢8人での賑やかな山歩きです。
乗車待ちで並んでいると、臨時バスが出るとの事で予定より、早めにしらび平に着く事ができた。
お天気は生憎の曇り空。夏山のピークは過ぎたとはいえ、ロープウエイ乗り場は大勢の人で埋まっている。
千畳敷までロープウエイで簡単に登って来れるので、登山者よりも軽装の人達が多いように思える。

さながら観光地のような千畳敷を後にして、極楽平への登山道に入るとうって変わって静かになる。
周りの花畑は一ヶ月前には競い合って、咲いていただろう花が夏の終わりを告げるように、実や種を付けており

その中で、ミヤマリンドウ・ムカゴトラノウ・アキノキリンソウ・ウメバチソウ・モミジカラマツ・ミヤマホツツジなどの、
初秋の花が淋しくなった登山道に色を添えていました。

花畑を登りきると極楽平(7:35)
左は空木岳へ。三の沢へは右の宝剣岳方面に行く
この辺りのザレ場はコマウスユキソウの花畑
花の時期は過ぎてましたが、雫を付けて可愛かったです
一番、賑やかだったムカゴトラノウとチングルマの実とアキノキリンソウの群生

三の沢の分岐。 トウヤクリンドウ(この花を見ると夏の終わりを感じる)
チングルマも水滴を一杯つけて、綺麗です 水滴美人を撮っています(笑)
ウメバチソウとハチ 三の沢岳山頂(2846.5m) 9:52
ケルンまで戻り、下りてきた稜線を振り返る 10:23
ガスの切れ間に一瞬だけ見れる
右下の三の沢カールはガスで見れません
前方の宝剣岳もガスの中
獅子のように見える岸壁
ナナカマドの実もも色づき始めていました
ミヤマホツツジ オヤマリンドウ ミヤマリンドウ
ウサギギク コケモモの実 モミジカラマツ



生憎のお天気でガスと小雨の中を歩きましたが、展望がないぶん夏の終わりの花と初秋の花をゆっくりと楽しめました。
千畳敷〜木曾駒山頂の賑やかさに比べて、少し静かな趣きのある山域なので、出来れば秋にも訪れてみたいです。


同行の皆さん、お疲れ様でした。