栗駒山
(岩手県)
1627.4m
2005年8月4日(木)
一関駅ーバス(1時間30分)
須川温泉ー天狗岩ー栗駒山ー産沼ー須川温泉
単独/
一関駅前からの須川温泉行きバスが9時発なので、駅前の宿をゆっくりと出る。
大型バスの乗客は数人だけ(登山者は私だけ) 市街地を抜け、栗駒山麓に入るとぐんぐんと高度が上がり、車窓から雄大なブナ林を眺めていると長い乗車時間も苦にならない。
須川温泉に着くと広い駐車場が車で埋まっている。ここまで秋田側と岩手側から車で来れるのでバスより
車利用の人が多いようです(大半は温泉客)
湯の花が岩にビッシリとついた源泉が流れる側の登山道を硫黄の匂いを嗅ぎながら登っていく。
10:45 硫黄の匂いがたちこめる登山口 水ではありません。源泉です。
湿原に群生するキンコウカやイワショウブなどは終わりかけて
いました
時間が無いのでいいような悲しいような(笑)
シロバナトウウチソウと後方はゆげやま
11:15 この辺りもまだ硫黄臭がします。左後方に栗駒山が見えてきましたが
あそこまで1時間余りで行けるんだろうか?ちょっと不安に・・。
11:25 昭和湖 広々としてゆっくりとしたい場所でしたが時間が気になるので先に進む。
ここから稜線の分岐まで40分・・・ちょっとしんどい登りです。
一休みしながら下方の昭和湖を望む
天狗岩が小さく見えてます。山頂ははるか先に・・。 12:00 天狗平 ここでちょっと一休み。
山頂までの稜線・・・ハクサンシャクナゲなどが咲いていました。
展望がよく、高度感があるのでかなり歩いたように思うのだが実際は1時間余り歩いただけ。
やっと山頂が見えてきました。 12:25 栗駒山山頂(1627.4m)
いわかがみ平方面が見渡せる場所で遅いお昼ご飯を食べ
慌しく下山開始(12:40)
まるで緑の海です。この後、このコースを下山に選んだのを後悔するはめに(ーー;) 13:15 産沼・・悪路がやっと終わり、ほっと小休止。畔に
ヨウラクツツジが咲いていました。今まで、花を撮って
なかったのに気が付き、やっと撮った一枚。



下山に選んだ産沼経由のコースは展望は全く無く、人間一人がやっと通れるかなと思うようなくらい木が生い茂った道を
掻き分けるように下りました(足元が見えないんです)
岩でゴロゴロした道はぬかるんでいるし、誰にも会わないし、こんな所で熊が出たらどうしよう〜なんて思いながら、ひたすら下りたのです(何で東北まで来て、こんなとこ歩かなあかんのやろと嘆きながら・・(-_-;)

産沼からは自然観察路になっており、色んな花が咲いていましたがバスが3時発一便だけなのと最後に源泉の温泉に入りたいので、花を横目で見ながら「ここまで来たら花より温泉よ!」とペースを上げる。

3時間半前に出発した登山口に2時10分着。ふ〜、やっと温泉に入れます・・ビールも飲めます(笑)

上の写真の源泉から、筒で引き込んでるだけの
何とも素朴な露天風呂♪(板一枚で男女別に分かれています)
湯の花が浮く青緑色のお湯にゆっくりと浸かり、2日間の
バスの時間に追い立てられた東北山旅の締めくくりをしました

花を撮るのを我慢して、温泉を選んでよかった♪


登山口にある露天風呂(\500)左側に足湯があります


栗駒山は栗駒高原駅ーイワカガミ平ー山頂ー昭和湖ー須川温泉ー一関駅のコースが花も多く展望も良かっただろうにと
ちょっと残念な思いも・・(バタバタと決めたので仕方ないかな)

今度は花の盛りの時期にって、いつ来れるかなあ〜。

バスでウトウトしている間に駅に着く(16:30)
一関からは新幹線を乗り継いで今日中に我が家に帰ります。(ほんとはまだ、帰りたくないんだけどーー)

              一関駅発17:15−東京20:30発−新神戸着23:18(よく寝ました)
      (帰路の仙台ー大阪間の高速バスが空席無しだったので、仕方なく新幹線利用でした)

のんびりとはいかなかったですが、この2日間は下界のしがらみから開放され、自分だけの時間を大好きな場所で過ごせました。
やっぱり山はいいですね♪