明神平ー明神岳(1432m)ー桧塚(1402m)
奈良・三重県
■2006年2月7日曇り/晴れ
■2名
■大又林道ー明神平ー明神岳ー桧塚奥峰ー桧塚(ピストン)
     冬の明神平は大好きなので毎年、訪れるが桧塚までは、まだ縦走した事が無い。
     数年前に、マナコ谷から桧塚に登った時、この稜線を明神まで縦走したいなと思ったのだが
     なかなか実現出来ないままだった。

    休みと天気が上手くかみ合わないので、今日も好天気とはいえないが、えいっ〜行っちゃえ〜と、山仲間のMさんに声をかけると、即OK!
    積雪期は歩行時間が長くなるので早朝に家を出る。

    Mさんが大阪から同乗して、針ICから南下し、大又林道登山口に8時30分到着。
    この天気じゃ樹氷は無理みたいだな・・という事は少し速く歩けるかも(^^ゞなんて思いながら出発する。
10:30 明神平はガスの中 この時期の明神平で樹氷のないのは初めて・・。
11:05 明神岳(1432m) ガスの中で朽ちた木が仏像のように見える
     この辺りからは、まったく踏み後が無い。
     明神岳から東側に入る取り付きが分かりにくかったので、ここからコンパスとテープを頼りに幽玄の世界に入り込む。

     しばらく行くと北東に進路をとる。この辺りからは展望も開け、快適な稜線歩きです。
     たおやかな笹原の雪が解けて、所々、地肌が見えている・・と思いきや、少し逸れるとズボッと沈んだり。
     同じ歩くならと雪の深い場所を選んで歩いたり・・・。

     青い空が忙しく見え隠れする度に、周りの風景も目まぐるしく変わるのを貸切で楽しむ。

    ラッキーな事に稜線歩きになる頃に天気が回復。
    青空も見えてきました。
    そういえば今日の天気予報は12時〜2時までが晴れの予報だった。
    当たってるじゃないですか。
樹氷がなくても台高・大峰の山々の展望に大満足!
右奥に三峰山
明神平を振り返って(これで樹氷があれば・・と思ってしまった) 桧塚への稜線はどの季節もいいですね
真っ白な雪原に私たちの踏み後だけがくっきりと 冬場の稜線はマンモスの背みたいです
                  帰路は往路の踏み跡を辿って戻る。2時頃から、風が強くなりだんだん薄暗くなってくる。
                  明神岳手前のブナ林辺りにくると、霰が豆鉄砲のように顔にあたり、真っ直ぐ前を見て歩けない。
                  20分くらいの間に数センチも積もり、さっきまで裸木だったブナも一瞬のうちに樹氷が出来た♪
出来立てのブナの樹氷 霰のつぶてをまともに受けながら撮った樹氷
            うっすらと白くなっていく木々を見ながら、下山する。
            風が強くなったせいか体感温度が朝より低く感じるので、休憩もそこそこに16時30分に駐車地に戻る。

            積雪期のロングコースを歩いた後は何ともいえない充実感で一杯です。
            今度はブナの新緑の時に行きたいな。