坊村〜打見山
比良山系

オトワ池
何とか晴れのようなので坊村から比良の山を歩いてきました。
関西3daysチケット利用で私鉄沿線をいくつか乗り継ぎ、出町柳から京都バスに乗り、登山口の坊村に8時50分着。
平日なので私を入れ5名が坊村で下車。他の方は御殿山から武奈が岳の方に向かうようで牛コバ方面は私だけのよう

明王谷を下に見て、牛コバまでの長い林道を登っていくが、林道脇にシロバナタチツボスミレやマムシソウ、ネコノメソウ
が咲き、水が滴り落ちる斜面には孔雀羊歯、モミジバチャルメルソウなどの瑞々しい色が映え、しんどい林道歩きを
紛らわしてくれる。

歩くこと1時間、牛コバに着く。やれやれと目に眩しい谷沿いの新緑を眺めながら、ちょっと一息つく。
ここで林道から開放され、白滝谷沿いに遡っていく。
□2007年4月24日晴れ/曇り
□単独
□坊村バス停(9:00)ー牛コバ(10:00)ー夫婦滝(12:15)ーオトワ池ー長池ー汁谷ー打見山(14:50)ークロトノハゲー
JR志賀駅(17:05)

□見かけた花イワウチワ・ミヤマカタバミ・スミレサイシン・ニリンソウ・ヤマルリソウ・バイカオウレン・イワカガミ
シロバナタチツボスミレツルネコノメソウコチャルメルソウなど
□孔雀羊歯 □モミジバチャルメルソウ
□苔むした谷で開花を待つ花 □白滝谷
□谷沿いに咲くイワウチワ □緩やかな谷間に咲くニリンソウ
夫婦滝に下りて滝を見ながら昼休憩、、、といっても先が長いので15分で出発する。
少し歩くと音羽池との分岐地点があり、ハシリドコロが群生する谷間を登っていくと、芽吹き前の自然林のなかに音羽池が
静かな佇まいで現れる。

聞こえるのは鳥の囀りだけ。。。何とも神秘的な空間です。新緑の頃もいいでしょうね。
樹林の中を緩々とぬって長池に着く。まだ色の少ない林に白一点のタムシバの花が咲いている。
畔を回り、送電鉄塔の道を辿りながら、汁谷〜打見山に向かう。
□トリカブトとバイケイソウの谷間 □水面に木が映りこむオトワ池
畔にタムシバがポツンと咲く長池
長池から汁谷経由打見山まで、いくつかの尾根〜谷(5つくらい?)を上り下りするので打見山に着いたのが14時40分
時間的に小女郎池まで行けるかな?と、思案しながら蓬莱山に向かっていると急に雨雲に覆われ、瞬く間に視界が悪くなる。
これじゃ無理!ゴンドラで下山しようと山頂駅に戻るが、運休日のようです。通りで誰もいない筈(-_-;)

クロトノハゲ〜番屋岩の歩きよい道を下りるが、開けた展望場所から眼下に琵琶湖が見える筈なんだけど、、、何も見えません
ベンチに座り、八朔を食べながら見えない琵琶湖方面を見下ろす。
□奥の鉄塔付近から、ここまでよく歩きました。 □打見山から武奈ヶ岳(数分後には全く見えなくなる
琵琶湖側のこの道も花が多い。イワウチワ、バイカオウレン、スミレ・・・花を見ると歩き疲れた体が癒され、元気をもらう。
薄暗いのと時間が遅いため、のんびり写真を撮っていられません。

山道から林道になり、ぶらりと歩いていると・・・ふと目の先にワラビが♪
時間が気になりますが、よく太ったワラビについつい手が伸び、一本〜2本から沢山に(笑)

志賀駅まで歩いていると「5時です。良い子の皆さんは早くお家に帰りましょう」と町内放送が響く。思わず「は〜い」
17時10分の電車に飛び乗り、長い帰路につく。
今日も気持ちよく山で過ごせました(^^)