芦生の秋
■2005年11月13日
■8名
■生杉ー地蔵峠(9:35)ー野田畑谷出合ー野田畑峠ー若丹国境尾根ーシンコボ(11:58)ー杉尾峠(13:51)−モンドリ谷出合ー
  野田畑谷出合ー地蔵峠(3:58)-生杉(16:30)
歩いたコース(貴公子さんからGPS軌跡を頂きました)

モンドリ谷にて
快晴の朝、2台の車に分乗して芦生に向かう。車窓から見える朝靄のベールがかかった錦秋の山肌に歓声をあげながら、春に訪れて以来の生杉に到着すると、すでに駐車スペースは満杯状態・・さすがに今日は入山者が多いようです。同時刻に現地合流の兼ちゃんとも昨年の秋の廃村八丁以来なので、季節が巡るのは早いな〜と懐かしい思いです。
9:00
地蔵峠に向かう林道途中で後ろを振り返れば朝日を浴びて鮮やかな山肌にしばし見惚れる
地蔵峠から枕谷出合への沢筋に入る。
長靴でしっかりと芦生スタイルの貴公子さん。

今度からは私も長靴持って来ようっと・・。
ウリハダカエデの紅葉カツラは葉を落としていましたがカレーの匂いが漂っていました。
枕谷の沢を渡る
野田畑湿原の辺りではサワフタギが多く、群青色の実が何ともいい色です。
曙草の残り花も咲いていました
野田畑谷
落葉したブナの周りではカエデの黄紅葉が色を添えている
しっとりとした芦生の秋・・・まるで木々に包まれているようです。
野田畑谷を楽しんだ後は斜面を登り、若丹国境尾根に出る
左下は野田畑谷、右に百里が岳の遠望、写真に切り取るのが無用のように思えてくる風景です。
11:58
別天地のような若丹国境尾根を歓声を上げながら、今日の中間地点のシンコボに到着。
ふかふかの落ち葉の絨毯と裸木から射しこむ穏やかな木漏れ日の中で昼食タイム。
尾根上の小ピークまで戻り、南方向に折れ、広い枝尾根を下っていく。
何処を降りても、滑ってもよさそうな落ち葉ふかふかの斜面をテープを目で拾いながら、杉尾峠に向かう。
柔らかな線が重なり合う谷の風景がなんともいえません。
ここも最高♪
落ち葉で覆われた緩やかで広々とした林床では皆の姿が森の小人のように見えました。
13:51  杉尾峠
モンドリ谷のトチの大木
落ち着いた黄紅葉の中でひときわ映える鮮やかなカエデの赤色

帰りたくな〜い。ぼ〜っとしていたいと皆、感激を思い思いにいいながら、地蔵峠をへて生杉に戻る。
生杉に16:30着。今日は天気にも恵まれ、紅葉の時期もピッタリで芦生の秋にどっぷりと浸ることができました。

案内して頂いた貴公子さん、同行の皆さん、お疲れ様。最高の秋の一日でした。

■貴公子さんのHPへ(私と違って細やかなレポートです)