明神平〜桧塚奥峰
灰色の雲に覆われ幻想的な明神平
冬の明神平に今年も訪れました。
早朝、車にザックを積もうと外に出ると・・・あれ?雨降ってるやん。
天気予報では回復に向かうようなので、まあ〜大丈夫でしょう。

集合場所の榛原駅に着く頃には雨も止み、電車でくる同行のメンバーを待つ。

金曜に降った雪を期待して、大又林道に入るが今年は雪も少なく、凍結も無く走りやすい。
少ない雪でも今冬、初の雪道走行です。
林道脇の駐車地には、すでに30台近くの車が・・・暖冬とはいえ、樹氷の時期には何処も同じですね。

前日に踏み固められた跡を明神谷へと進みながら、上を見ると白くなっている。
あの感じなら、登るにつれ樹氷が期待できそう〜楽しみです(^.^)
さて、今日はワカンの出番があるかな?
□台高(奈良県)
□2007年2月4日 6名
□大又林道(9:00)ー明神平(11:08)ー明神岳(12:14)ー桧塚奥峰(13:19)ー明神平(15:20)−林道P(16:20)
明神滝はあまり凍っていない。この辺りから、しっかりと樹氷がつき、素晴らしい自然林の樹氷回廊を歩く
ブナの樹氷・・・幹も艶々
登るにつれ、5mmだった樹氷が1cm、2cmと成長してる。触るとパラっと取れるので、思わず口に入れる。
天然アイスは冷たい〜!

真っ白な樹氷の奥に薊岳が顔を覗かせている。まだ厚い雲に覆われているが、風があるので雲の流れが速い。
これなら青空も期待できそうです(^_^)v
ブナとヒメシャラの木の間から、赤ゾレ方面が覗く
優しげなブナとヒメシャラの樹氷
明神平が見えてきましたが、まだ灰色の世界。 あしび山荘周辺は大勢の人達が休憩中。
先に進み、三つ塚手前の風を遮る場所で昼食タイムです。
大きな木の下でカップ麺を食べていると、上から時々、樹氷のふりかけがパラパラと(笑)
好きな場所・・・毎年、同じ所で撮っているような(^^ゞ 雲の切れ間から光が差し込む一瞬。まだ青空が見えない・・・
三つ塚を左に折れ、明神岳へ。この稜線は風が強いので樹氷も見事です。
風にそぎ落とされた樹氷吹雪を顔に受けながら歩くのも、また楽しい(^.^)


明神岳からは踏み跡も無くなり、さぁ〜ワカンの出番です。
フカフカの雪面はワカンを履いていても結構沈む。
他の登山者は明神岳から引き返したようで、我々だけの
贅沢な白の世界

おっ!待ちに待った青空も覗いてきましたよ♪
周りばかり見惚れては、うっかりとワカンを踏んでしまい
よろける事、数回(^^ゞ

素晴らしい樹氷回廊に私達のトレースがくっきりと。



白いチョビ髭叔父さんのブナ
明神平(右奥)を振り返る 桧塚奥峰から・・・桧塚
桧塚奥峰(1420m) 13:29 右に木梶山〜左に迷岳方面の山を眺めながら
明神平まで引き返す
引き返す頃には陽も差し込み、私達の足跡にも樹影模様
空を見上げれば〜\(^o^)/眩しいくらいの樹氷の花と青い空
帰路には、あしび山荘も青空の下。三つ塚を振り返ると・・・樹氷も少なくなり、雪面は踏み跡だらけに。
気温が上がると、樹氷が解けるのかと思っていたら、削げ落ちているんですね。
登る時には、一面咲いていた樹氷の花が下山時では、ほとんどが落ちていて登山道沿いがホワイトチョコのような落ちた樹氷で
覆われていました。

林道Pに着いた頃には、あれだけ停まっていた車も数台に・・・。
それぞれがよかったね〜♪と大満足の顔で、程よい疲れをお土産に帰路につく。
同行の皆さん、お疲れ様〜。