鍋倉山



鍋倉山と藤倉山

福井
2009年1月6日/2名
今庄駅-登山口(9:39)-弘法寺-鉄塔-鍋倉山517.1m(13:02)
18切符で福井の山まで
 山仲間のSさんが「めっちゃ可愛いねん」というツクバネの実を見たくて18切符で4時間かけて福井まで。
始発電車に乗って今庄駅に9時過ぎ着。
それまで晴れ模様だった空もどんよりと曇り、集落の雪囲いと雪吊りに北陸の風情を感じながら登山口まで
線路沿いを歩いて行く。

春の花の季節には大賑わいですが、この時期は静かです。
観音像の横手から雪の残る弘法寺参道をゆっくりと登っていく。


雪が残る参道

北陸本線今庄の町風景

七曲りの道
数えてみると・・・くねくねと七回曲りました(^.^)
 参道沿いの祠にも雪囲い
八十八か所の石仏にお参りしながら弘法寺まで行く地元の女性に出逢う。
本堂の掃除を兼ねてお参りに登っているとの事、長靴スタイルが様になっています。

八十八か所の祠も雪囲いをしてもらい、ほっこりする情景。雪蒲団の下には春待ち草が・・・。

祠にも雪囲い

山々が重なる北方向を望む

雪のなかで鮮やかな赤。ツルアリドウシの実
 なんとも愛らしい実
もう雪に埋もれているかも・・・と思っていたのですが。
まるで待っていてくれたように数本だけ実が落ちずに残っていました。
この実が風に乗ってクルクルと舞いながら落下する様は何ともいえぬ風情でしょう。

ちょっと一遊び(^.^) 
ぽ〜んと、高く放り投げると。くるくるくる♪〜雪の上にぽとん。
童心に戻り、大はしゃぎしながらツクバネ遊び・・・楽しけり♪
遠い古の時代の子供等は、この実で羽衝き遊びをしたのだろうと羽根そっくりの小さな実に感動する。


ツクバネの実(ビャクダン科ツクバネ属)半寄生植物

ツクバネの実
 500mそこそこといえども雪深い
昼食後は鍋倉山に向かうが細い尾根筋は雪が深い。
くっきりと付いた猪の足跡を踏みながら、時々ズボっと踏み抜いたりしながら灌木の間を登っていくと裸木に
囲まれた山頂に着く。

展望は無いが雪はどっさり。少し南の藤倉山が見える場所まで足を延ばし、春に又来ようねと往路を戻る。
 


タムシバが多い尾根筋

急な登りの先に鍋倉山山頂(517.1m) 13時02分

足跡をつけて

雪道の下りは楽しいなぁ〜
 まだ遠い春の花に想いを馳せながら
大岩に祀られた不動明王に立ち寄って登山口に15時05分着。
ぶらぶらと駅に戻り、15時台の電車で帰路につく。
Sさん、北陸の山旅にお付き合いありがとう。春もよろしく(^^)/