五波峠−権蔵坂−櫃倉谷−須後



櫃倉谷上流部

若丹国境尾根・芦生
2008年11月9日(日)曇り/2名
五波峠−P682−P692−権蔵坂−櫃倉谷−林道−須後
静けさ漂う尾根〜谷へ
 山仲間Hちゃんと須後で合流し、一台を須後に置きH車で五波峠まで移動する。
由良川沿いの山肌は思わず車を停めてしまうほど見事な錦繍で彩られています。
すごい!綺麗!と言いながら五波峠へ。須後Pは数台停まっていたが、こちら側は私達だけのよう。

まずは登山靴を履き、長靴をザックにくくりつけ熊鈴も付けて静かな若丹国境尾根を東に進む。
ここは秋に歩くのは初めて、、、季節が違うと趣も変わりますが大好きな場所♪
お天気は、どんより曇り空ですが優しげな樹林帯の黄紅葉が映え、深山の秋らしい風情が漂う。

ふかふかの落ち葉床からは香ばしい匂いが(この匂い好きなんです)
自然林の中をしばらく歩くと中山谷山の分岐に着く。ここから北東方向に福井側と京都側の県境尾根を権蔵坂へと向かう。
     
秋も素晴らしい若丹国境尾根 


深い赤色が映える

淡い色のコシアブラの黄葉

p690
     
 P682(9時33分)    南側
 権蔵坂へ
P682に9時33分。ここも迷いやすい地点のようだ。木の幹に若丹国境縦走路と記された小さな板がくくりつけてあります。
杉林の方に北寄りに進み、杉植林と自然林とが混生した尾根をP692へ。



     
 P692     北に青葉山を遠望する

     
■画像をクリックすると別画面表示します
権蔵坂の説明文が記されている。
遠い昔も、ここで休憩したのだろうかと想い巡らせながら
柿を食べながら一休み。
 権蔵坂(10時20分)    
     
 若狭側    美山側
 櫃倉谷へ
権蔵坂から南へ緩やかな斜面を吸い込まれるように下ると・・・そこには、えも云えぬ素晴らしい谷が広がる(^.^)
水の音と熊鈴の音だけが聞こえる静謐な谷を沢の流れに沿うようにゆるゆると歩く至福の時間。
うす曇りの天気のなか黄紅葉がひときわ映え自然が織りなす秋模様は陶然なる美しさ。
櫃倉谷源頭部〜上流
















広々と開けた場所で昼食
11時30分、谷の彩りに満腹状態だが別のお腹がぺこぺこ。
沢沿いの広々とした場所で温かいうどんを作る。落ち葉の絨毯の上で秋色の木々に囲まれてランチタイム。

さあ〜そろそろ腰を上げて、ゆるゆると遡行しましょう。
両側の斜面が迫ってきだすと坂谷との合流地点になる。
谷筋の木々が黄色、朱色と一際鮮やか! 下から見上げると真っ赤な楓が降り注いでくるようだ♪

あの木、この雰囲気、見覚えのある場所、、、昨年の9月に歩いて以来なのですがトチの古木が印象に残っている。
このトチの木も久し振りだねと古木に、ご挨拶。着生しているイワタバコの葉っぱも黄いろくなってる。
斜面が緩やかに裾を落とす谷間   鹿の寝床のような跡があった
秋の櫃倉谷下流

 







     
   
 
過ぎた季節の名残、 空蝉    林道
長い林道歩きも、この季節は苦にならない。
林道から見る山肌がパッチワークのようです。久しぶりの長靴遡行で溜まった灰汁も流されたような爽快感。
しっとりと芦生らしい秋を味わえました。

須後に15時40分着。U車で五波峠まで戻りホットコーヒーを飲み、ほっと一息(^'^)
ここから京都方面、神戸とそれぞれ帰路につく
Hちゃん、お疲れ様〜。

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